設備のご紹介
技術者が使用する時計修理専用機器類についてご紹介します。
ドクターウォッチでお承りした修理品は、技術者の手で分解されたのち、ムーブメント洗浄機器できれいに洗浄され、同じ技術者の手で組み上げられます。
オーバーホールの際に時計修理技術者が実際に使用する修理専用の機器類についてご紹介します。
ウォッチ・エキスパート
機械式時計の精度を調べる事ができます。
機械の振動数・振り幅・進み・遅れ等を確認する事ができます。
クォーツ・テスター
クォーツ時計の電圧の測定・コイル回路の電圧や消費電流の測定・日差の測定をします。
超音波自動洗浄機
分解してばらばらになった部品を洗浄し、劣化した油、金属粉を除去します。
3層式で洗浄、温風乾燥までを行います。
1層で洗浄液と超音波をかけながら 回転させ汚れを落とします。
2層3層は超音波をかけながら回転させてすすぎを行います。
防水試験機
時計の防水を試験する際に使用します。
実際に水を使用するのではなく、窒素ガスを充填し圧力をかけ防水検査します。
外装用洗浄機
ケース、ブレスなどの外装の汚れを落とす際に使用します。
双眼実体顕微鏡
機械部品の状態を確認したり、部品への注油等に使用します。
拡大率40倍まで拡大調整可能が可能です。
磁気抜き器
時計が磁気を帯びると止まりなどの原因になります。
この機械で磁気帯びした時計、部品の磁気を除去します。
側開け機
防水時計などの裏蓋は非常に強力にねじ込まれているため、こういった固定式の側開け機を使用いたします。
恒温槽
時計がどの温度範囲まで動くかを調べるものです。
特に低温では-30℃以下まで設定が可能です。
耐磁試験機
時計の耐磁能力を調べる機械です。
プロダイバーの検査に必要な60ガウス以上の磁場を設定する事が可能です。
旋盤
被切削物を回転させ、固定されたバイトと呼ばれる工具で切削加工をする工作機械の一つです。
時計修理工具や、パーツを作成する際に使用する。
ポンス台
天芯入れ、抜き取り、穴締め、剣入れ、穴石入れなど、様々な時計組立、修理作業に対応できます。